本当に自分がしたいことを

映画『君の名は』
その映画を観て数週間たってから子供たちとYouTube を見ていて、

その主題歌を替え歌にしているのを見つけてしまった。

YouTube で一緒に歌い
見飽きると
また検索してそのうち

「君の名は」

じゃなくて

「オタの名は」

という動画を見つけて


アニメ☆オタクグループによる
ダンスパフォーマンス

いつの間にかその動画に
釘付けになってしまった
(苦笑)

https://www.youtube.com/watch?v=_1NFU6vtl-o

気が付いたら、夜中2時近くになるまでその動画にハマってた。


自分の思いも寄らない世界の扉を開くちゃった。
そんな感覚。

そこから
踊るのが好きだった自分がいたことを思い出していた。


なんて言うのかな、、

青春っていう時間を何かに囲われて

こっちは行かない方がいい
そうゆうことしない方がいい

みたいな空気感の中にいて
全く自分自身を楽しむ
時間を作ることなく
今まで来ちゃったってやっと気づきはじめた自分がいた。


高校時代に流行ってたブレイクダンス
中学・高校と体操部だったけれど、自由に体を動かして”踊る”ことは考えもつかなかった。

高校を出て親元を離れ
月一で校内のパーティーがあって、そこで初めて自由に踊ることに開放感を覚えてた✨

それからワーホリでカナダのバンフへ行ったときは、毎晩クラブで踊って、踊って、踊りまくって♪

最高に楽しかった!


自由に踊る


あ〜もっと若いうちに
もっと自由にいろんなことしたかった!
そう気づいたんだよね。
子供を産んで、オーガニックな生活をはじめて、それはそれで良かったんだけれど、この動画にハマって初めて気がついたんだよね。

私、若い時にしたかったこと

我慢して
全然女の子らしいこと
して来なかった!

この動画にハマって
いろんなことが変わりはじめてた。


その冬になって、ひょんなことから奈良を旅することになった。

はじめは、四国への中継地点として、奈良に泊まる事を決めたのだけれど、

いつの間にか
"アスカ"
その言葉の響きにも惹きつけられていた。
いままで奈良は行ったことがなくて、

奈良といえば
シカと大仏と法隆寺
くらい、、。

何も知識は詰め込まないのが私なんだけれど。

あとになって
"万葉集"の生まれた奈良には

人と人が、心の思いを通わすことを大切にしていた時間がそこにはあったんじゃないか

旅を終えて、そんな感覚を感じている自分がいた。


奈良の宿に着いたのは夜10時過ぎだった。
長距離の運転で私も子供たちも疲れて
広くてシンプルな空間に、壁にはトトロの絵のある居心地のいいお部屋。

ふかふかの布団が気持ちよくて
布団に潜り込むとあっという間に眠りに落ちてた。


翌朝、窓のカーテンを開けると、親しみの湧くような風情のある景色にとても心が落ち着いていた。

景色が気に入ったことを、宿の方に話すとここはお水もきれいなんです、と言われて、水の神様に呼ばれたのかなって、とっさに思った。
家を出る際、水の女神さまがいるような湧き水が近くにあって、その湧水を汲んでから出発していたから。。

その湧き水をボトルに詰め、そして愛車もその水で清めて。
お水の神様からのご縁と感じてしまう。

「今日は生駒山のお寺さんで大根炊きがあるんです」
オーナーからお話を頂いて、子供たちも賛成し、その日は朝からさっそく生駒山へ登ることになった。

どんな山なのか見当がつかなかったけれど、宿から10分もしない辺りから
金毘羅さんのような階段が現れ、

数年前に登った金毘羅さんを懐かしく思いながらそして、子供たちはさっさと先を登っていった。

境内を通り生駒山をもう少し登っていくと、境内の上にまた階段があり、その階段を登って見えたのは

「君の名は」

に出てきた鳥居のある神社のお祭りの景色。

映画を見てから、あの景色に行ってみたいと心の中で思っていたことがここで叶った気がした。
私にとって生駒山から見下ろした景色は

「君の名は」

のあの景色。
人それぞれの思い方、感じ方は異なると思う。
自分の中で何かキラッと感じるものがあるとき、それは、その人へのメッセージなのだとも思う。

奈良を旅して、家路についた私。
奈良は過去の自分の思いへの終止符を打つための旅だった。そう私の中で感じ、

「君の名は」

のラストシーンで、心にこみあげてきた感情も自分の人生の何処かにアクセスしてる。


そして、奈良へ行ったばかりだというのに、数日後には沖縄へ飛んでいた。

沖縄へ行くなんて、金銭的余裕はなかったけれど、背中を押してくれるものがいくつもあったから。
お金がないことへの不安や、困惑よりも、自分を信じることの方が大切なんだな。

自分の深い気持ちに素直に行動すること
沖縄に行くの?って何度も自問自答して、最後に

”迷っている暇はない。”
”あなたがやりたいと思って、今まであきらめていたことは何?”

そう問いがやってきて。
そして、お金はちゃんと確保できて、帰ってきて思うことは、やっぱり行って良かった。
”扉が開くよ”
そんなメッセージもあって、本当にこれまでの自分の生き方とは打って変わって、自分の青春のやり直し。

(笑)


沖縄に着いたはじめの数日は

"誰かのために"

行動しようとしている自分がいて、その数日はとてもどんよりとして、何か間違えている感じだった。
その晩じっくり自分と対話し

"わたしが心から楽しめることを選ぶ"

そう答えが見つかった。
子供が生まれてから、子供の気持ち優先で走ってきた。


"自分の心が楽しめることを大切にする"

そう決めて動いてみると
心が透き通る感覚がやってきて、
やんばるの森で、ハワイでも見たことがないくらいの、とても力強い虹が現れて、森が歓迎してくれてる気がした。

やんばるの森、大自然の中で遊び、今まで忘れてた

"素直な自分の気持ち"

を思い出した。あと2日で戻るという日になり、これまでいろんなところを旅してきた私がはじめて、どこにいても心地いいとそう思える場所に遭遇した。

沖縄の旅は、私の未来への一歩がはじまった。家へ帰ってみると、周りの目は冷ややかなままだったけれど、私のハートにはすごい変化が起きていた。

長旅で疲れているというのに、翌朝から自分の心に浮かぶものをどんどん実行して、形にしていた。
ハートの奥に熱い何かが常にある。

これまで、何をするにも心と頭と体が重くて、それを何とか持ち上げて日々を送っていたというのに。。。


"自分の思いに素直に動くことは自分の心と体にとても大切なこと"


沖縄へ行ってそれを身をもって体験した。
自分が思い描くことを日々実行することが楽しくなって、達成感や心地よさを感じることが増えて、
毎日、

整理と創造と新しい形

それが心地よいものとなって、新しい自分の時間を生み出している。


最近、いや、もうだいぶ前から
サグラダ・ファミリアへ行きたいって思ってる。

建築をしていた父から、小さい頃いろんなものを吸収していたんだろう、
今は空間に対していろんな発想が湧いて、体と手が動いていく。
自然なエネルギーの中で建築をつくっていたガウディー。ガウディーに会いたい自分が今はうずうず!

沖縄から帰ってきて、作りかけの家やトレーラハウス、毎日どこかしらに気持ちがハマって楽しんでる。

沖縄へ行くまでは、心の中から全く楽しめてなかったのに、空間を自分なりに作っていくことに楽しさを感じて、ワクワクと達成感がやってきた。

その週末、
"数"
にまつわる本を探しに図書館へ足を運んだ。そこで検索して手に取った本を開くと、なぜか冒頭からバルセロナのことが書かれていて

その文章は全く私には理解しづらいものだったけれど、

その本が伝えたいことを読み解きたい気持ちが勝って、夜な夜な読んでる。

バルセロナ、秘数3 (中公文庫)

バルセロナ、秘数3 (中公文庫)

バルセロナに住む人々は、

より人間らしく大地の上に生きてる

そんな感じが伝わってくる。私の感覚に近いものがある気がして、、だからバロセロナに今は興味津々。

そして、いくら見ても見飽きない。大好きなR.A.B。そのパフォーマンスのレベルも最高。そしていつでも笑わせてくれる素敵なグループ。

オタクなんてーって、アニメ???
そんな壁も今は無くなって、
アニメって凄いな
コスプレのために頑張ってる若い子のハートに素敵💕素敵💕
って思える自分が今はいて

生身の人間から沸き起こるアートは心を熱くする。

R.A.Bのパフォーマンスを世界の各地で見られたら最高だなって思う。

だって、日本に遊びに来てるツーリストは、日本のアニメが大好きな人ばかりなんだもの。

バルセロナで見られたらいい。なんとなく今はそう感じる。
勝手に夢見てる。(笑)

https://www.youtube.com/watch?v=E2djlWdyxz0